有機農家の僕が、世界で一番成長してほしいスタートアップ企業、フランスの「ナイオテクノロジーズ社」
例えば1枚のオーガニックの生姜畑で、畑の準備からから収穫・出荷までに必要な時間を100時間とします。
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その100時間のうちの、それぞれの仕事に費やす時間の割合が
畑の準備 5時間
種蒔き 5時間
除草作業 50時間
収穫・出荷 40時間
となり、除草剤などを使用しない有機農業の場合、とにかく「草むしり」に費やす時間がもっとも多くなります。
労働集約型の代表みたいな「有機農業」では、この除草作業が、農地拡大や生産性向上の最大のボトルネックだと考えています。
また、生姜の場合、除草作業が夏に集中してしまうため、農業経験の豊富な年配の方々を雇用するとなると、熱中症などの心配も出てきて、除草作業の依頼を躊躇してしまいます。
そんな中、どこかで優秀な除草ロボットを発明してくれたらいいのにと考えていたら、フランスのナイオテクノロジーズ社(Naïo Technologies)というスタートアップ企業が、レーザーとカメラを用いて、畑の雑草を自動で検出して取り除く農場向け除草ロボットを開発し、フランス国内ですでに2年間で25台の販売実績があり、現在積極的に海外展開もすすめ、2020年までに1000ユニットを販売目標と定めているのだそうです。
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実際に農業現場でいろいろな野菜の除草作業をおこなっていると、「除草作業」だけは複雑すぎて、機械化は難しいのでは?と思っていたのですが、こういうスタートアップが出てくると、日本での除草ロボットの開発・普及を大いに期待してしまいます。
春ニンジンの草むしりに行くので、おしまい。
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