「1%の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術」前田康二郎著
農業ほど「数字」からかけはなれたところで経営されている仕事はないと、日々実感していたので読んでみた1冊。
「計数感覚」=「数字をよむ力」
計数感覚とは、著者によれば「数字」と「行動」を関連づけて物事を正しく推察できる能力。数字をよむ能力。
そして、自分の計数感覚と他人の計数感覚が一緒ではないと認識し、経営者が考える計数感覚と自分の計数感覚を一致させるための「コツ」が書かれている本。
会社から高い評価をされている人は、会社の数字というものをうまく自分の仕事に取り入れ活かしているのです。
数値化されていないものを、数字にするのが上手いのです。
目次
1章 計数感覚が或る人とない人ではこんなに違う
2章 ストーリーで覚えれば会社の数字はスラスラわかる
3章 さあ、分析をはじめよう
4章 1%の人は分析した数字をこう見ている
5章 1%の人が実践する数字を残す仕事のやり方
頭に残ったったフレーズ
○会社の数字は1人ひとりの行動によって発生する数字の合計
○会社における行動は数値化が可能です。事業計画やノルマ、スケジュールなど、できる人はその数字の管理が上手な人
○いかに短い時間でタスクを100%達成できるかを考えることが大切です。それができる人がほんとうに優秀だという発想に切替えない限り生産性も利益率もあがりません
○レベルの高い仕事は時間とは比例しない。むしろ、ハイレベルな仕事を短時間でこなすことが一番レベルの高いやり方
○どんな時でも、自分が動いていることで費用がかかっているという意識を持ってください
○赤字になるほど会議の数も増え、会議の時間も長くなっていきます
○数字が少しずづ下がることの問題点は、大きく下がらない分、当事者意識を各自が持ちにくいという点です
○会社の数字は、売上や利益などだけではなく、期日、勤務時間、スケジュール管理などの数字がすべて会社の数字です
などなど
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2016-05-02)
売り上げランキング: 12,946
数値化=効率化という、他業種では普通のコトが出来ていない農業。
農業は、「コピペ」的な仕事はほとんどなく、体を動かし右から左へとなるので効率化は超重要。
朝から晩まで、休みなく一生懸命働くことも時には大事だけど、若い人の就農率を上げるためにも、効率化から生み出される働き方の改革、機械化だけではない農業の効率化が必要ですね。
上の1%目指す、若いビジネスマンのあなたにオススメな1冊!!
おしまい。
【関連記事】
最近の投稿
-
一緒に未来を創ってくれる方を募集しています。...
-
これが最新の花粉症対策!?花粉症がひどければ「高濃度ビタミン...
-
「本当の自分で生きる」...
-
ライザップがリバウンドしやすい理由。...
-
遺伝子組み換えコーン!?トランプ大統領のツイッターを見ていた...