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サードウェーブコーヒーって何?よく分からなかったので、ポートラドのスタンプタウンへ行ってみた。

 

 

東京の清澄白河に「ブルーボトルコーヒー」がオープン(2015年2月)し、「サードウェーブコーヒー」という言葉を聞くようになったけど、いったいそれが何なのか分からなかったので、サードウェーブコーヒーカルチャーを牽引するポートランドの「スタンプタウン・コーヒー」に行ってみたよ。


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そもそも「サードウェーブコーヒー」って何?


 

「サードウェーブ」(第三の波)ということは、「ファーストウェーブ」(第一の波)も「セカンドウェーブ」(第二の波)もあるわけですよ。

 

 

ファーストウェーブとは

 

ファーストウェーブとは、1850年にFolgersというインスタントコーヒー会社ができ、アメリカの家庭にインスタントコーヒーが広まったことで起きた波といわれている。家庭で簡単にコーヒーが飲めるようになった時代だ。

 

 

セカンドウェーブとは

 

次のセカンドウェーブは、1960年代にPeet’s Coffee & Teaというコーヒー焙煎業者が創業され、インスタントコーヒーでは味わうことのできなかったエスプレッソ向けの深煎りのアラビカ・コーヒーや、カフェラテに代表されるようなダークローストのコーヒーを提供したことから始まった。

 

そして1971年にシアトルで、スターバックスが誕生し、セカンドウェーブコーヒーブームが世界中に広がったといわれている。風味が豊かな淹れたてのコーヒーをお店で提供するという特徴があり、インスタントにはない質の高いコーヒーを求める人に支持され、セカンドウェーブでエスプレッソやラテなどの飲み方が広まったとも言われている。

 

また、豆の産地や焙煎方法などの知識が一般の人に浸透するのもセカンドウェーブコーヒーの登場によるものが大きかったと言える。いまでも、スタバでコーヒーを注文すると、バリスタと呼ばれる方が、どこどこ産(国)の豆で、どんな風にローストしているか説明してくれるよね。

 

 

そしてサードウェーブコーヒー

 

そんな中サードウェーブは2002年頃から目立ち始めたといわれている。

 

厳選した豆を生産農家から直接買い付け、新鮮なまま店舗のロースターでローストし、バリスタがその場で一杯ずつコーヒーを淹れるという特徴を持っている。

 

セカンドウェーブが、ケニア産とかタンザニア産などの「国」ごとだったのに、サードウェーブでは「農家」から直接買い付け、品質とトレーサビリティーを維持している。

 

サードウェーブコーヒーは、小さなワイナリーで職人が作る「ワイン」や、小規模のブリューワでつくられる「地ビール」などと似ており、大量生産では提供できない、個性を持った高品質のコーヒーが支持されている。

 

 

 

サードウェーブのビッグスリー


 

ノースカロライナ州ダーラム発祥のCounter Culture Coffee(カウンターカルチャーコーヒー)、シカゴのIntelligentsia Coffee(インテリジェンシアコーヒー)、そして、ポートランドのstumptown coffee(スタンプタウンコーヒー)。

 

この3つは、アメリカでサードウェーブカルチャーを生み出したビッグスリーと呼ばれるロースターである。

 

そして、清澄白河、新宿、青山にあるブルーボトルコーヒーや、philz coffee(フィルズコーヒー)などが、ここ数年注目されるサードウェーブのロースターだ。

 

 

 

スタンプタウンが生まれた場所へ


 

ポートランドを訪れた際、ビッグスリーのひとつ、スタンプタウンコーヒーのDivision店に行ってみた。

ここは1999年に、創業者であるデュエン・ソレンソン氏がオープンさせた、スタンプタウンの1号店。

 

隣に見えるwoodsman tavernというレストランは、ソレンソン氏がオーナーのアメリカ料理のレストラン。

 

 

 

 

目の前で1杯づつ入れてくれるので、オーダーし出てくるまで少し時間はかかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2ドル75セントのエスプレッソを注文。深~い味と、強めの酸味のバランスが最高においしい。

 

 

 

 

奥に見えるのが豆のロースター。

 

 


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スケジュールがタイトならACE Hotelのスタンプタウンへ


 

ポートランド市内に5店舗あるスタンプタウンだけど、旅行スケジュールがタイトで、ポートランド中心部で過ごす時間が長ければ、ポートランドのランドマーク、ACE Hotel の中にあるスタンプタウンへ行こう!

 

vege8 stumptown coffee Ace hotel

 

 

ここはAce Hotel のロビーから繋がっている。

エースのロビーからの1枚。

 

 

 

 

 

 

 

 

メニュー右の上から2番目にある、Cold Brewとよばれる、ビンのボトルに入ったアイスコーヒーを飲んでみたけど、僕にはまずかった・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し狭いショップなのでロースターは置いてない

 

 

 

 

コーヒーを買ったら、おそらくポートランドで一番有名な場所である、Ace Hotelのこのソファーに座り、Theポートランドを感じましょう。

 

vege8 ace hotel

 

 

 

ポートランド市内でスタンプタウンに行きそびれたら。


 

ポートランド市内で行きそびれたら、ポートランド空港のカフェでも飲めるので大丈夫ですよ。

 

vege8 stumptown coffee

 

 

サードウェ―ウェーブコーヒーは高品質なコーヒーを提供するだけでなく、どこの誰が豆を育て、誰がローストし、そして、目の前のスタッフがあなたのために淹れてくれる、畑からコーヒーカップまでのプロセスがわかる1杯だ。

 

これは、野菜をつくる小さな有機農家の僕らから見ても、とても重要な流れに思えた。

 

 

スターバックスに代表される、セカンドウェーブコーヒーショップの参入も予想されるサードウェーブコーヒー。

 

あなたもサードウェーブコーヒーの美味しい1杯を楽しんでみてね!


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Division店とAce Hotel 店の場所はこちら。


 

DIVISION店
Stumptown Coffee Roasters
4525 SE Division St, Portland, OR 97206 アメリカ合衆国
 
平日 6 a.m. to 7 p.m. 週末 7 a.m. to 7 p.m.

 

 

 

Ace Hotl店

Ace Hotel Portland, 1026 SW Stark St, Portland, OR 97205

平日 6 a.m. to 7 p.m.  週末 7 a.m. to 7 p.m. 

 

 

おしまし。

 

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