ユネスコジオパーク隠岐の島へ、クルーズ船の通訳へ。
就農する前にやっていた貿易の仕事の関係で、九州近郊に入港するクルーズ船の通訳や入港業務の手伝いをすることがあります。
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里芋植えとゴボウの種蒔きの合間、島根県の隠岐諸島の西ノ島にシルバーディスカバラーというクルーズ船が入ったので、手伝いに行ってきました。
前日はトラクターに乗り、土の上にいて。
翌日は船に乗り、海の上にいる。
安定した大地から、不安定な海に。コミニケーションが宮崎弁から英語に。
パスポートを持ち、飛行機に乗り、時間をかけて海外に行く感覚とは違い、指をパチンとならすと、もう別の世界。
このパラレルワールドを生きている感覚が、僕はとても好きです。
通常クルーズ船は港に接岸するんのですが、西ノ島には外国籍の船が入港することができないので、今回は海上に停泊した船から、小型のボートで乗客を降ろします。
これは、過日、宮崎県日南市の油津港に入港した、別の船の写真。
普通はこんな感じに港に接岸し、ギャングウェイと呼ばれる乗降口から、乗客は乗り降りします。
船内のモニターにあった、船の現在地の写真。
この船は、アドベンチャートラベルに強いクルーズ船なので、小型ボートへの乗船用ゲートがあります。
シルバーディスカバリーのwebより。
アドベンチャートラベルということなので、この船は世界中のゲストを乗せ、アラスカ、アフリカ、南米など世界の様々な場所へ行くのだそうです。
後方のゲートから、「ゾディアック」と呼ばれる船外機のついた小型ボートに乗り込み、島の港までピストン輸送。
船を操縦するのは、Expeditionと呼ばれる専門の乗組員。Expeditionとは遠征隊や探検隊の意味。
世界中の秘境に行っている探検チームは、ビュンビュン飛ばして、日本の安全な港に向かいます。多少の波しぶきは、アドベンチャートラベルには必須です。
あれもダメ、これもダメ、それもダメ!に従順になるより、自己責任で少しの危険を楽しむ余裕を身に付けたいものです。
探検家の乗組員が、先に港に渡り、ゲストを待ち受けます。
約1週間のこのクルーズの料金は、150万円ほどなので、乗客も裕福そうなリタイアした人が多いです。
港からはバスに乗り込み、西ノ島町の島を巡ります。
ゲストが島を探検している間、西ノ島町の町長さんが船長を表敬訪問。
もちろん町長さんも、波しぶきを浴びながら、この小型ボートで、乗下船してもらいます。
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シルバーディスカバラーの船内はというと。
体の火照りが、なんとか冷めるほどのプールと、アウトドアダイニング。
夕焼けを見ながら、ここで飲むお酒は最高でしょうね。
客室の廊下。
最近、日本中に入るようになったクルーズ船。
実は、あまりクルーズ旅行を楽しむことをしない日本人に、「クルーズ」を啓蒙する裏目標もあるのだそうです。
クルーズ船の手伝いをすればするほど、外国人を地域に呼びたければ、自分たちが旅をしなければいけないのでは?と思います。
自分たちがアウトバウンドせず、インバウンドだけもとめるのは、ちょっと違うなような気がします。
僕らが旅に出る理由は、いくらでもあります。
みんな、旅に出ましょう!
おしまい。
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