ねぇ、知ってました?野菜には2つの成長があるって!
収穫されず、畑に残っていた人参が花を咲かせていました。
普段、ニンジンの花を見ることはありませんが、このように取り残された人参は、「とう立ち」し、美しい花を咲かせます。
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野菜の2つの成長とは
ニンジンの種を蒔くと、芽が出て、茎ができ、根を伸ばし、葉が育ち、土の中のニンジンも成長し、110日程で収穫できる大きさになります。
この様に、ニンジンの体が成長することを「栄養成長」といいます。
上の写真のようにニンジンを収穫せずに畑に放っておくと、今度はニンジンの葉っぱの中に花の芽ができ、茎が伸び、発育し上のような花が咲き、種ができます。
この成長のことを種子を残す「生殖成長」といいます。
ニンジンは、「栄養成長」の期間だけで収穫するので、この「生殖成長」をみることはまずありません。
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「とう立ち」って何?
「栄養成長」を終え、種子を残す「生殖成長」に移ったら、多くのお野菜はこのように茎を伸ばしていきます。
これを、「とう立ち」すると言い、とう(薹)は花を咲かせる「茎」のことで、花茎が1mくらい伸びます。
「とう立ち」のことを、抽苔(ちゅうだい)とも言います。
この、「栄養成長」から「生殖成長」に転換し、「とう立ち」する原因は。
□ ある程度成長してから低温の当たる
□ 種を蒔いた後、一定期間低温に当たる
□ 日中の長さが長くなる(日中が12時間を超える)
□ 光の質
□ 土の中の窒素の量
などがあります。
冬人参は「とう立ち」を避けるため、寒さの深まった冬場にあまり大きくならないよう、播種する時期を調整しています。
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「とう立ち」をする、生殖生長期に入ると、茎が伸び、葉は小さくなり、根も太るのをやめて硬くなってしまいます。
見た目がゴツゴツし、固くなり、ひげ根が増え、中がスカスカして食味が落ち、商品価値はほぼなしです。
「とう立ち」を食べる野菜
「とう立ち」部分を食べる野菜もあります。
ふきのとう、ブロッコリー、カリフラワーなどのアブラナ科野菜がその代表です。
また、家庭菜園などで、春まき、夏まきの野菜を育てる場合、晩抽性(ばんちゅうせい)と呼ばれる「とう立ち」の遅い品種もありますので、その種を選び、新鮮でおいしい野菜を育てましょう!
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おしまい。
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