<R.O.R ㉖>フードスタイリスト【ダンノ マリコさん】有機人参とレタス&ブロッコリーの胡麻和え
”あの人”に教えてもらうレシピのリレー Relay of the recipes. Vol.26
第26回目は、フードスタイリストの黒木優子さんからご紹介を頂きました、同じくフードスタイリストのダンノ マリコさんです!
ダンノ マリコさんのプロフィール
*フードスタイリスト<スタイリングと料理制作>
料理は普段の食卓に並ぶような、たわいも無いおかずを中心に。
プライベートでは魚市場で魚を買うのが趣味。
インスタグラムでは日常のおかずや魚を載せています。
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ダンノさんのお名前がカタカナなのはとても印象的です。「ダン」の字はやっぱり「団」かな?とか勝手に想像していました。
画数が多く書くのが大変なので、とカタカナ表記にされたそうです。(団じゃなかったーっ!)
たくさんの魅力的な著書も出版されていますが、ダンノ マリコさんのInstagramには、知りたいこと満載!出し惜しみなし。思わず、遡り遡り読みたくなります!
とっても勉強になるのですが、こんなことまで教えてくれてしまってよいのでしょうか~?
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黒木 優子さんからひと言
ダンノさんとは仕事ではなくごはんを食べたりする会でずっとご一緒させてもらって、かれこれ20年近くになります。
いっしょにお仕事をしたことは数えるほどなのですが、料理とスタイリングを両方やることプラス、スタイリングだけの仕事もやられていることから、かなり貴重な同種の部類だと勝手に親近感を持っています。
お仕事の守備範囲はとても広く、料理もお菓子もラッピングなども、なんでもござれのキャパの広いダンノさん。
ここ数年はお魚料理にはまっているようでして、市場で魚を仕入れては魚の写真や料理の写真をSNSにアップしてくれたり、魚を食べる会を催してくれたり、すっかり『お魚のダンノさん』になっています。
夏には手作りシロップで、かき氷屋さんイベントを開催してくれたりと人を楽しませる天才なのです。
しかも仰々しくなく、いつもさらっと自然体。ゆえに男女問わず、人柄と、人柄そのもののシンプルな料理にもファンが多いのだと思います。
日々、いろいろな野菜の食べ方なども研究されているダンノさん。
『シンプルでおいしい』すぐにやってみたくなるレシピを、たくさん教えてくれます。
今回、野菜のレシピのリレーということで、ダンノさんにぴったりだとお願いしました。にんじんのレシピたのしみにしています!
~食にまつわるお仕事に携わる ”あの人!” たちに、おすすめの旬の野菜の食べ方を教えていただきます。~
<オーガニックファーム綾>の有機人参を使ったレシピをリクエストさせていただいたところ「有機人参とブロッコリーの胡麻和え」を教えてくださいました!
野菜自体や人参が嫌いな方でも食べられます!モリモリと食べられるはずです!
とても食べやすい上、おうちにある材料で手軽に作りやすい。
それぞれの野菜の食感を楽しみながら、どんどんお箸が進む、食卓にあると嬉しい彩りもキレイな胡麻和えのご紹介です。
最後に加えるフリルレタスは、まだまだ食べ方を模索している方の多い野菜だと思いますが、特有の歯ごたえとさわやかな香りを堪能できるレシピに仕上げてくださいました。
とにかく、人参もブロッコリーも歯ごたえが命!切り方・茹で時間厳守で、イキイキとした食感をお楽しみください~!
材料 4〜6人分
・人参 1本(200g)
・ブロッコリー 1/2株
・フリルレタス 1枚~2枚
・白ごま 大さじ6
(すり鉢がない場合は、すりごま大さじ6に練りごま少々を加えて代用できます)
・しょうゆ 大さじ1
・きび砂糖 大さじ1
有機人参とブロッコリーの胡麻あえの作り方
1.人参は長さを4~5cmに切り、縦に1cmほどの幅に切り分け、5mm厚さにします。
2.ブロッコリーは小さめの小房に包丁で切り分け、フリルレタスは親指大ほどに手でちぎります。
3.鍋に1リットルの湯を強火で沸かし大さじ1の塩を入れ、沸騰したら人参とブロッコリーを一度に入れ、時々箸でかき混ぜます。
グラグラと全体が再沸騰してきたら10秒数え、ザルにあげて広げ、粗熱が取れるまでおきます。
4.冷めるまでの間に和え衣を作ります。白ごまをすり鉢に入れ、すりこぎであたります。しっとりとしてきたら砂糖、醤油を合わせてさらにあたります。
5.ゴムベラなどに持ち替え、水気を拭いたブロッコリー、レタスをあえます。最後に人参を合わせて軽くあえ、器に盛ります。
Point!
・人参は薄いと歯ごたえがなくなってしまうので5mm厚さの短冊切りにします。
・人参もブロッコリーも食感を楽しみたいので、小さめに切り、ゆで時間を短くして余熱で火を通します。
2つの野菜に加えてレタスのシャキシャキとした歯ざわりが新鮮なごま和えです。お客様にお出しするときは小さい人参を使って、形を生かした切り方をするとおもてなしの雰囲気にも。
美しいお写真とスタイリングも、もちろんダンノさんによるもの。
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Vege8<オーガニックファーム綾>の野菜について
人参に包丁を入れた時にスッと入って、柔らかさに驚きました。
そして皮に香りがあり、生でも美味しく、火を入れても甘さが増してとても美味しかったのですが、 さっとゆでた時の歯ごたえ・甘さ・香りのバランスの良さが 素晴らしかったです。
たまたま来た近所の小学生の男の子に出したところ「何これ!なんでこんなに甘いの?」と驚いていました。ミキサーでドレッシングにしても、砂糖を入れたのでは、と疑うほどに甘みが出ました。
このすり鉢いっぱいの胡麻和えも、撮影して置いておいたら「美味しい〜」と小5の息子が、全部おやつに食べてしまっていました。
スーパーに並んでいる人参とは全くの別物でした。
レタス、ブロッコリーも共にとても新鮮で、そして”野菜の味”がして、美味しかったです。
ダンノ マリコさんの本
ねこの仕草や種類をイメージした”かんたん!かわいい!ねこ弁”(金の星社)が2月に発売予定!
一家に一冊、辞典のような情報量!
毎朝のお弁当作りが、断然楽になる!
「シンプル=おいしい」の”ダンノ流方程式”がココに!
レシピ制作された2冊。
編集後記:レシピ担当Yuki
ダンノさんの著書「味つけがぴたりと決まる手作り調味料 はちみつ味噌のレシピ」(イラストもご本人によるもの・現在絶版)を、綾町の図書館で何度も借りて熟読させていただいていたので、黒木さんからご紹介をいただいた時には「まさか!」と、とても嬉しかったです。
はじめは、はちみつ味噌を使った人参レシピをお願いしていましたが、ダンノさんから素材が良いので是非にとご提案いただいた、この胡麻和えの「日常の中にある普段着の美味しさ」と「いつもの台所にある材料で気軽に作れる垣根の低さ」は、まさにVege8のレシピページで目指すところでもありました。
「作ってみようかな」と思える、シンプルな材料と簡潔な手順で美味しさを保証するのは、とてもむずかしいことだと思います。
ダンノさんのレシピはいつも気負いなく、ちゃんと美味しい。
ほかの野菜でも試したくなる、定番化間違いなしの「素材力を味わえる胡麻和え」、ごちそうさまでした!
イベント情報
豊洲市場の旬のお魚を楽しんでいただく会や、夏のかき氷屋さんイベント、お子さんと一緒に料理を作る会など、現在はご自宅でお知り合いの方々を中心に開催されているそうです。
今後は場所次第では、一般の方も参加できるようになるようです。
レッツ・リクエスト~‼
詳細・リクエストはダンノさんのInstagramで。
※「”あの人”教えてもらうレシピのリレー」は、これまでたくさんの素敵な方々にお力添えをいただき、26回目を迎えることができました。奇跡のように巡り巡る、もったいないほどのご縁に、心からの感謝を申し上げます。
⇒これまでに「”あの人”に教えてもらうレシピのリレー」に参加してくださった皆さん。
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