蒸しネギ
どの野菜にも、野菜本来の甘みを感じることのできる冬。シンプルな調理法が、一番おいしい。レシピ担当Yukiです。
Vege8<オーガニックファーム綾>では、野菜ごとに何となく担当があり、白ネギは73歳になるお父さんがリーダーです。日々の出荷分すべて、人の手で1本ずつ剥いています。剥き方で味が変わる訳ではありませんが、お父さんはどうしても、機械に委ねることができないのだそうです。
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シンプルを通り過ぎて、レシピとしてご紹介するのも心苦しいのですが、ぜひ、こんな風に召し上がっていただきたいのです。
肉まんを蒸していた蒸籠の片隅。深めの小さな器に、ザクザク切ったネギも一緒に蒸してみたんです。ネギはもちろんですが、器に溜まったネギのジュースがとろりと甘くて、おいしいのなんの。口の中にずーっと、ネギのジュースの豊潤な香りと甘みの余韻が残ります。
そのとても贅沢な余韻は、形こそないけれど、何度も味わい直すことのできる程、口いっぱいに現れては隠れ、探せば逃げる。その楽しさもまた、憎らしくって愛しい。
太くて、甘くて、白いところが長くて、青いところも辛くいので、捨てるところがありません。切り落とした青いところは、2㎜くらいの輪切りにして揚げネギに。
◎青いところを狙って食べる長男曰く、「こっちのほうがネギネギしくて美味しい」
■ 材料
白ネギ(長ネギ) 好きなだけ
塩 適量
黒コショウ 適量
■ 作り方
1.ネギは、4㎝程度の長さに切り、器に入れ、蒸気の上がった蒸籠で半透明になるまで蒸す。
2.塩、胡椒をふって、ネギから出たジュースごといただく。
※お好みで、オリーブオイルやごま油を垂らしても!
<関連記事> 唯一、白ネギが「オーガニック」として認められない理由。
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