夏に種を蒔き、11月末から収穫する冬人参の種蒔きが始まりました。

 

 

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うちは黒田五寸人参という人参の種を使っているのですが、この人参の種の芽が出る適温は25度と言われています。

 

毎年、５回程に分けて撒き、１回目は8月10日か11日に撒くのですが、今日の綾町の気温は37度・・・週間天気予報によると明日からも猛暑が続く予報です。

 

地中5cmほども30度を超えています。

 

 

 

 

手押しの種まき機で１列づつ撒きます。

 

種まき機の左側から出ている棒で、次に撒く列の線を引いて行きます。

 

 

 

 

世の中には多くの人参品種がありますが、うちではもう10年以上、長崎県産の黒田五寸人参を使っています。

この人参は暑さに強い耐暑性があり、夏に撒くには適しています。

 

 

 

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200gほどの大きさに成長する人参ですが、種はこの小さいです。この小さな中に命が詰まっています。

 

黒田五寸人参はカルシウムやカリウムなどのミネラル分をバランス良く含み、体内でビタミンAに変化するカロチンをほかのニンジンよりも豊富に含んでいます。また、人参ジュースで飲むのに適した甘〜い糖度になります。

 

 

 

 

この黒田五寸の種は光の明るさを好みますので、薄く土をかけながら撒いていきます。

 

有機物が豊富で、柔らかく、水もち、水はけが良くないと美味しい人参には育ってくれません。

 

 

 

 

種まきの期間や温度など、野菜生産に関する世の中の多くのデーターは、慣行栽培（農薬等を使う栽培）のデーターが基になっています。

 

ただ、有機栽培の土の質や力などは、慣行栽培とはあきらかに異なります。

 

雨の降らない猛暑日が続くとヤフー天気予報も言っていますし、種まき翌日、パラリと雨が降れば理想的なのですが、土中の水分保有量がどのくらいなのか、この気温環境でどう発芽するのか、またはしないのか、など、有機栽培でのデーターを取りたかったので、発芽しなくても落ち込まないように、１反ほどの狭い畑での試験的な種まきでした。

 

 

 

 

 

 

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おしまい。